5-1. 情報セキュリティって何だろう?
インターネット上にある情報には,インターネットにつながっている(接続されている)コンピュータの中に保存されているファイルや,そのコンピュータで実行したプログラムが処理した結果などがあります。上の例でみたキツネの画像も,そのコンピュータに保存されている画像ファイルでした。
では,みなさんのコンピュータに保存されている写真を,プログラムで絵追加してみましょう。
(1) なでしこパッドの下方にある[メディアのURL]というボタンをクリックします。
(2) 画像を選ぶダイアログが表示されるので,表示させたい画像を1つ選びます。
(3) なでしこパッドに,不思議な文字列が入力されます。ファイル名じゃないぞ…??
(4) その文字列の後ろに を絵追加。 と入力して実行すると…。選んだ写真が表示されました!
(5) [△LSに一時保存する]ボタンをクリックして,このプログラムを一時保存します。
(6) なでしこパッドをリロード(再読込)します。
(7) 先ほど一時保存したプログラムを読み込みます。
(8) 読み込んだプログラムは,先ほどと同じものですよね。実行してみると…,今度は画像が表示されません! なぜだろう??
なぜ,このような面倒な仕組みになっているのだろう? その理由を「他のコンピュータへ侵入しようとする人の立場」で考えてみよう。
5-2. インターネットを安全に利用するために
インターネットはいつでも,どこでも,だれでも,自由に利用できるから便利だよね。でも,不正利用される危険もたくさんあるから,こうやって情報セキュリティの技術が利用されて,みんなのコンピュータや情報が守られているんだよ。上で利用したキツネの画像や,様々なAPIは,誰でも安全に利用できるように用意されているんだね。
他にはどんな情報セキュリティの技術があるのか,どんな役割を果たしているのか,調べてみよう。
そして,みんながインターネット上に情報を発信したり,インターネット上の情報を受信して利用したりするときに,どんなことに気を付けたらいいか,考えてみよう。
5-3. 分かったかな?
ここまで上手くいったか,プログラムを実行して確かめてみましょう。
- 5-1にある情報セキュリティの体験は,うまくできたかな。
次の項目についてふり返ろう。
- 不正アクセスを防ぐために,情報セキュリティ技術が利用されていることが分かったかな。